三色皿とチョイ弓スカの 一騎当千を目指す日記
              MMO・アクションRPG ファンタジーアース ゼロ(FEZ)Atziluth鯖 ゲブランド帝国所属    オンモラキとアラマキの精進日記
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ノープランなショートショート「Blue Witch」第一章~DUEL~
「…あぁ痛ぇ…思いっきり刺しやがって…あのスカウト」

一人前線を離れてるヲリを見つけて 少しずつ追い詰めて殺る 

今日もいつもどおり上手くいくはずだった

…しかし あと一撃でヲリを殺れる というところでスカウトに阻まれた


背中が…痛む… 


背後から…ヒューヒューと風の音がうるさい…


アイツが居なくなってから ずっと吹き続けている…




「おい、羅鬼(ラキ)!はやく前線に戻れ!」

よく知らない奴が俺に指図してくる 

誰だお前?とか思いながらも 前線へ戻るそぶりをしながら 適当に歩き始めた


まあ 今は戦争中だから 俺ら兵士は前線へ戻るしかない

ましてや今日はゴブリンフォークへの攻撃…

周りの奴らがカッカするのも分からないでもないが…


戦争 敵 味方 仲間 助け合い どうでもいい…

最近兵士として なにか欠けてしまっているような気がする


「…いや 人間としてか…」

ぶつぶつ呟きながら歩いていると 




崖の下に人影を見つけた




「4…6人はいるな…」

少し身をかがめて観察すると どうやら敵兵・カセドリアの兵士だった

この崖は高すぎて 登っては来れないから こちらの兵士が降りてこないかを見張っているのだろう

「へえ…おもしろい」

少し昔ならば こういう僻地での戦闘が好きな俺達は すぐに駆け下りては突っ込んでいただろう







「俺達…か」

すっくと立ち上がり 下の奴らを一瞥して前線へ向かう道を歩き出した

俺の姿を見つけたのだろう 崖の下から騒ぐ声が聞こえる …今の俺には関係ない…




ヒューヒューと 背後から風の音がする… 嗚呼…なんて耳障りなんだ…




最近戦場にでるとヤツの事をよく思い出す

唯一 一緒に戦っていて楽しい奴だった


いつも大きな斧を振り回していたそいつは 茂吉(モキチ)というヲリだった


俺達は兵士になった時期が一緒で 共に戦い そして よく負けた

二人して 大人数の敵に突っ込んでは ボコボコにされていた


でも 楽しかった


お互いに頼るわけでもない助けるわけでもない …むしろ競うように戦場を駆けていた





「…楽しかったよな」




崖からどのくらい離れただろう まだ 崖下に敵はいるんだろうか






俺は立ち止まり 崖のほうへ振り返り 駆け出した






崖に戻ると まだ敵はいた 

1人減って人数は5人



大きく深呼吸をし 崖下を見据える

高い… 無傷で降りれるといいが…



いっきに飛び上がり 崖下へと「着地」…というには余りに不恰好に膝を着いた

まあ地面に着いたから 「着地」には違いない





敵が飛び降りてきたからか 俺が一人だからか カセドリアの連中は少し動揺している


体を起こし 仁王立ちして 叫んだ

「やあやあ我こそは羅鬼!一騎打ち申し込む!誰が相手dふぁ!」



…少し噛んだ

まぁ ツッコンでくれる仲間もいなければ そんな雰囲気でもない



カセドリアの連中はというと… 


おぉ 3人程駆けてくる

「ちょ 一人ず……ッう」

…痛え!! 意地悪そうな顔をしたスカウトの放った矢が 肩を掠めた


まあ…そうだよな 

こんな有利な状況で 一騎打ちなんてふざけた提案にのってくるバカ正直な奴はいないか…


俺の人生を思い出しても 自分以外には一人くらいしか思い当たらない



カセドリアのヲリの一人が 俺に弓を放ったスカウトに向かって 手をかざした

「待て!…俺に相手させてくれ」






…バカ居たーーーーー!!





二発目は俺の眉間を狙っていたんだろう 

弓をつがえていたスカウトは 気に食わない顔をして弓を下げた


…ざまーみろ




ヲリが俺を見据え 斧を構えた 











…来る!!



大きく斧を振りかざし 尋常じゃないスピードで距離を詰めてくる

とっさに真横にステップし 初撃はなんとか避けた


すかさずファイアランスを唱え 炎の槍をヲリの腹部へと突き刺す

炎は一気に広がった 

ヲリの体が燃え上がり そのままこちらへ 倒れこんでくる…

その刹那… 俺の頭の真上から炎が…

…正確には 炎に包まれた斧が振り下ろされた



反応する間もなく俺の体は数メートル吹っ飛んだ



すぐに立ち上がり 先ほど自分が立っていた場所を見ると 

炎に包まれたヲリが 大きな斧を俺のほうへ向けて立っていた 




そして 小さく…しかし力強く 呟いた



「さあ 始めようか」





はは… これだからヲリってやつは…





楽しい…

今だけ あの頃に戻れたようような… そんな気分だ…





こちらも杖を構え ライトニングを詠唱しようとした ちょうどその瞬間…



ドスン!!



背後から音がした…



「くらえ!!ドスン!!!……?どすん??」



…自分で言っておきながらなんだが そんな魔法は知らない




嫌な予感がしたが 目の前のヲリも 音のした俺の後ろを見てるので 



俺も 仕方なく振り返った




…音の正体は ゲブランドの兵士が崖上からの着地に失敗した音だった

嫌な予感は見事に的中したわけだ




どうせこの後の流れは こうだろう




助けに来たぜっ!

1人より2人だぜっ!!

いくぜっ!!


ってな感じで カセドリアの見学してる連中巻き込んでの大乱闘…






台無しだ… 



せっかく馬鹿正直な素敵ヲリを見つけたというのに…




ザンネンそうな俺の表情を見てか 

不思議そうな顔して 背中についた砂を払いながら その男は 立ち上がった




悪かったと思う… 助けに来た味方にこんな顔されたら そりゃあ「?」ってなるわな






…ところがソイツは 笑いながらこう言ったんだ







「さて、俺は見学させてもらおうかな!」











これが 後の俺の生き方を大きく変えた男 鉄風(テップウ)との出会い





今思えばこのときから 背中に吹く風の音が止んだような気がする









第二章~wich~へ続く、、、のか?やめたがいいかもな!




コメント
この記事へのコメント
てっぷーさんかっこよく登場ですか・・・

っていうか個人的には一騎打ちとかはなくて、逆に多対一っていう場面はよくあるんですよね(´・ω・`)
2006/07/18 (火) 22:48:52 | URL | お皿のきもち管理人 #JalddpaA[ 編集]
そういう場合 敵を足止めして生還するとカッコイイですね!
僕の場合は 確実にヤラレますがね、、、orz

一騎当千は遠い、、
2006/07/20 (木) 14:45:36 | URL | オンモラキ #ozPIPoaY[ 編集]
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